調査事例
素行調査 CASE:12(テナントビル店子の営業状況)
素行調査 CASE:12(テナントビル店子の営業状況)
依頼者:Lさん(65才・ビルオーナー)
◆依頼内容
テナントビルの経営をしていて、所有する物件の中で一番老朽化したビルを建て替えたいと考えていた。テナントの店子には1年前から声を掛け、徐々に立ち退いてもらったが、最後の一軒のスナックが、「ウチは繁盛店なので、そうやすやすと出て行けない」と、ゴネ出し、半年間交渉したが埒があかない。
要するに転居費用がなく、今の安いテナント料が魅力で、さらに立退き料をせしめる思惑があると思われるが、角は立てたくないので言い争いも避けたい。交渉には弁護士を立てようと思うが、客観的な証拠がいるということで、同店の営業状況を調査した。
◆調査結果
1週間休みなく店は開店するが、7日間で来客数3人。さらに1週間延長するも、その3人が同じ曜日に顔を出すだけであった。3ヵ月後、新築テナントビルが着工されていたので、丁重に引き払っていただいたのだろう。