
人探し・所在確認 CASE:4(子供の家出調査)
依頼者:Aさん(42才・主婦)
◆依頼内容
夫との間に一人娘(16才)がいたが、娘が3日前の朝に学校に行ったきり、帰って来ず、携帯電話に連絡をするも電源を切っていて応答がない。何か事件に巻き込まれたのではと思い、当日に警察に届けているが、娘からは一向に連絡がなく、心当たりを探しているが、さっぱり足取りがつかめないという。
聞けば、今回が初めての家出ではなく、2年ほど前から、ちょくちょく短期間のプチ家出を繰り返しているらしい。今回は携帯電話にも全くでないため、立ち回り先などの捜索を早急にお願いしたいと、調査を依頼する。
◆調査結果
調査開始3日目に、立ち寄り先である繁華街のゲームセンターで、男性の友人と遊んでいるところを発見し、当日の行動を調査すると、男性の自宅らしきアパートに入る。
翌昼まで同所に滞在し、再びゲームセンターとパチンコ店を徘徊するため、ご両親に報告し、男性のアパートで帰るのを待った。2人が帰ってきたところで両親が話しをはじめ、アパート内で話し合いの末、夜中に自宅に戻ることになり、調査を完了する。

人探し・所在確認 CASE:5
依頼者:Bさん(55才・主婦)
◆依頼内容
主人が失踪したので探して欲しいとの相談があり、事情説明の後、調査を依頼する。何でも数年来交際する不倫相手がいて、その女性のマンションに転がり込んでいるのではないかとのことであった。
◆調査結果
当の女性はマンションを引越しており、住民票の移動もなく、半ば計画的な失踪の様相を呈していた。約1ヶ月にわたり女性の周辺の内偵調査を行った結果、数年前から田舎暮らしに憧れ、郊外の農村に農地を借りて、休日を利用して農業を営んでいたことが判明する。
早速当地に赴くと、古い農家に二人が暮らしていることが確認され、報告の後、あとはBさん自身が処理をするとのことで、調査を終了する。

人探し・所在確認 CASE:6
依頼者:Cさん(55才・主婦)
◆依頼内容
父親(82才)が老人ホームから行方不明になったので捜して欲しいと相談を受ける。最近やや痴呆気味で、徘徊癖がひどくなり施設の職員も手を焼いていると、ある日の早朝に外出したらしく、起床時に父親の姿がなくなっていたという。立ち回り先や友人知人、過去の居住地などの情報を聞き、調査を開始する。
◆調査結果
失踪当日の始発電車に乗車したことが駅員の話しで判明する。友人知人には全く連絡がなかったが、幼少時を過ごしたという過疎の村に立ち寄った形跡を内偵により確認、周辺を探索した結果、廃屋でホームレス状態の父親の姿を確認し、Cさん他、施設の職員に連絡し、引き取り後、調査を終了する。

信用調査 CASE:1(個人信用調査)
依頼者:Aさん(31才・独身女性・OL)
◆依頼内容
1年前にお見合いパーティーで知り合った男性と交際していたが、2人の間で結婚の意志を確認し、お互いの両親に紹介したところ、Aさんのご両親が相手男性の歯切れの悪さに、やや不信感を抱き、ご両親の勧めで相手の個人信用調査(身上調査)を依頼する。
◆調査結果
調査の結果、相手に婚歴があることが判明、離婚の理由は男性の暴力あったらしく、3ヶ月で離婚している。前妻の口は堅かったが、その家族が赤裸々に詳細を明かしてくれた。「付き合っているときわからなかったようです…」と前妻の母親が言った言葉が、Aさんの将来を予見していたようにも思えた。

信用調査 CASE:2(個人信用調査&素行調査)
依頼者:Bさん(60才・主婦)
◆依頼内容
都会で1人暮らししている娘(25才・独身OL)が、何の前触れもなく、ある日突然「来月結婚します」と言ってきたので、心配になり、素行調査と相手の信用調査を考え、相談の上、調査を依頼する。
◆調査結果
素行調査の結果、相手男性が30才の独身会社員と判明するが、同男性は某カルト団体の関連企業に勤める会社員であった。毎日の生活は、早朝から深夜まで、関連施設にこもり、Bさんの娘も会社が終わると、同施設で時間を過ごしているようで、娘が入ったこの団体内で知り合い、付き合いが続いているようであった。

信用調査 CASE:3(個人信用調査:取引先の人物調査)
依頼者:Cさん(62才・男性・会社オーナー経営者)
◆依頼内容
異業種交流会で知人に紹介された男性(40才・自営業)の事業プランに出資を要請された。知人の紹介ということもあって無下には断れない。が、要請された出資額は億を超える。確かに将来性を見込めそうな売り込みで、企画書もしっかりと携えている。しかしながら、どことなく人間性に信用できない一面が見られ、相談の後、調査を依頼する。
◆調査結果
調査の結果、名うての詐欺師であることが判明。名刺の情報は全てでたらめで、口先一つで生きながらえてきたような人物であった。紹介した知人の会社も資金面で行き詰まっている様子で、考えたくはないことではあるが、2人の連携でCさんから出資金をせしめる目論見が感じられた。

信用調査 CASE:4(個人信用調査:素行調査)
依頼者:Dさん(55才・男性・会社経営)
◆依頼内容
中小企業の社長で、ある会社を通じ、大手企業の敏腕営業マンをヘッドハンティングにより獲得し、自社の要職に迎え入れたが、1年間さしたる業績を収めることもない。当初、勤怠を疑うも、素行調査においては問題はなく、逆に精力的な仕事振りであった。とすると、それが反映しないということは、何か人物的に問題があるのかと思い、相談の上、調査を依頼する。
◆調査結果
前職の企業においても優秀な営業マンであると評価されており、生活面での素行の悪さもなかった。ただ、現職において、取引先の評判はあまり芳しくなかった。というのも、大手の企業に勤めていたという自負からか、話の端々に最上段に構えるような意識が見え隠れし、鼻持ちならない印象を与えていたようだ。

信用調査 CASE:5(企業信用調査)
依頼者:Eさん(32才・自営業)
◆依頼内容
現在営んでいる飲食店の経営があまり良くなく、できれば職替えをしたいと考えていた。飲食関係にはあまり良い印象がないため、異業種でFC展開をしている職種を探し、あるFC業種に目をつけ準備を始めるが、周囲の人たちに賛同されず悩んでいた。仕事の面白さが一番気を引いた点であるが、FC加盟料・専門性・仕入れ金額など、どれをとっても他人の目からは成功は程遠いと見えたようだ。知人の紹介で相談の上、調査を依頼する。
◆調査結果
確かに、この会社の業績は各種の財務関係書類や宣伝広告を見ても疑う余地のないものではあるが、すでにFC加盟して事業をしている先人に聞くと、なかなか厳しい業種であると正直な意見が相次いだ。広告の言葉の通り、「やればやるだけ収入に跳ね返る」ということであるが、そのハードルは非常に高く、興味本位だけでは「素人は怪我をする」とのことであった。

盗聴器・盗撮機器の発見調査 CASE:1
依頼者:Aさん(27才・独身女性・美容師)
◆依頼内容
3年ほど付き合いのある彼氏がいたが、この彼が嫉妬深く、留守中の行動や休日の行動などを細かく聞いてくる。ある時期から知らないはずの知人との約束や、話したことのない仕事の愚痴などを、さも聞いていたかのように話し、盗聴されている可能性を疑い、調査を依頼する。
◆調査結果
コンセント内に室内盗聴器を発見。恐らく室内で携帯電話で話す会話を聞いていたのだと思うが、発覚して逆ギレされるのが怖いので、そのまま設置しておいて欲しいとのことであった。

盗聴器・盗撮機器の発見調査 CASE:2
依頼者:Bさん(50才・主婦)
◆依頼内容
ここ数年、近所で自分の噂をされていることが気になっていた。自宅の中にカメラや盗聴器を仕掛けられ、生活状況を観察されては笑いものにされていると、半ば被害妄想であったが、用心に越したことはないと、調査を依頼する。
◆調査結果
盗聴器・カメラともに無し。やはり思い過ごしが度を越して、過敏になりすぎていたようである。

盗聴器・盗撮機器の発見調査 CASE:3
依頼者:Cさん(30才・独身・ホステス)
◆依頼内容
クラブに勤める外国人ホステスであるが、常々から店のスタッフに監視され、プライベートで友人と買い物に行くことなどもままならない。先輩ホステスの話しで、盗聴器で部屋の中の会話も聞かれているので、めったなことは話さないよう言われていたが、そういわれると、おちおち眠ることもできないので、相談の上、調査を依頼する。
◆調査結果
電話モジュラーとコンセント内に電話盗聴器及び室内盗聴器を発見する。Cさん始めホステス仲間も結果に愕然とするが、発覚したことが知られるのを恐れ、そのまま放置して欲しいとのことであった。

盗聴器・盗撮機器の発見調査 CASE:4
依頼者:Dさん(65才・男性・無職)
◆依頼内容
地元の資産家であったが、1年前に病気で倒れ、現在も病床に伏しがちである。倒れた当初から3人の子供が遺産相続で揉め出し、毎日代わる代わる押しかけては、様子をうかがいに来る。中でも長男は、Cさんが弱ってから3日にあけず精力的に日参し、強い口調で他の兄弟を罵るが、この長男には話したことのないようなことを知っているのが引っ掛かるので、念のためと、調査を依頼する。
◆調査結果
寝室と居間に二又ソケット型の室内盗聴器、電話保安器内にヒューズ型の盗聴器をそれぞれ発見し、全てを取り外し調査を完了する。

ストーカー対策 CASE:1
依頼者:Aさん(30才・男性・既婚・会社員)
◆依頼内容
1ヶ月前から無言電話に悩まされていた。当初はAさんが帰宅した時間帯から3〜4時間にわたり、10回程度のものであったが、ここ1週間ほどは、妻が子供と家にいる昼間にも頻繁に無言電話が入るようになり、自宅マンションへの投石が確認されたという。
実のところAさんには不倫関係にあった女性がいて、被害の1ヶ月前にAさんの勝手な都合で別れたが、恐らくその女性が恨みに思い、行為におよんでいるのではないかと考えていた。妻にも促され、相談の後、調査を依頼する。
◆調査結果
自宅において投石の証拠映像をビデオ収録に成功し、映像を確認してみると、投石は男性の仕業であった。その容姿に特徴があり、Aさんに確認してもらうが心当たりはないという。
妻に確認したところ、思い当たる人物がいるようではあるが、気まずい雰囲気なので、翌日Aさんには内緒で妻に訊ねてみると、妻の不倫相手の男性だということであった。同男性に事情を聞き、ストーカー行為をやめるよう促すと素直に応じ、無言電話もなくなり調査は終了する。

ストーカー対策 CASE:2
依頼者:Bさん(40才・主婦)
◆依頼内容
娘(17才)が変な中年男性につきまとわれて困っていると相談があり、調査を開始する。
◆調査結果
調査2日目の朝、自宅を出るBさんの娘さんを尾行する男性の姿を確認、登校まで確認する。また、その男性は下校時も娘を尾行し、塾に立ち寄ると、周辺で待機、終了後、自宅までをさらに尾行し、娘の部屋の灯りが点灯すると、現場から引き上げたため、男性の自宅を確認する。
翌日再び娘の尾行を始め、登校したところで男性に声を掛け、事情を聞くと、娘が中学の時に通っていた塾の講師であることが判明。二度とストーカー行為を繰り返さないことを約束し、調査を終了する。