私どものWEBサイトをご覧になられるまでに色々な離婚に関するサイトを見た方やこちらが初めてという方がいらっしゃると思いますが、
私どもは探偵社ですので、その中でこれまでの経験やご相談者の離婚の際のお話しなどでもって、離婚について考えたいと思います。
今はインターネットという便利なツールがあって、離婚に関する情報も多く出回っていたり、また、離婚をするということが、
以前のように何か世間体が悪くなるような風潮も随分と和らいで、ご自身の周りにも同じような人生経験をしている方もあって、
離婚に関して様々な情報が手に入るようになっています。
私どもの探偵事務所で、お聞きする離婚のご相談は、
ほとんどが夫婦のどちらかに浮気の不貞行為やDV(ドメスティックバイオレンス)などの離婚要因があって、
こみ入った離婚案件が多いのですが、だからといって、それらの事情を聞いて、「すぐに証拠をおさえて有利な離婚に持ち込みましょう」と、
安易にご相談者に離婚を提案することはいたしません。
それは、離婚に関するお問合せをいただいた時点では、まだ、「離婚するかどうか」について迷っておられる方が多いと思われますし、
例えば弊社の仕事の分野である浮気の事実確認にしても、実際に調査せずに怪しいと思っている段階と、実際に調査をして事実を確認し、
「やっぱり浮気をしていた」という段階では、かなりの精神的ダメージにギャップがあって、それが即離婚に発展することがないこともあります。
中には「もう浮気していることは明々白々ですので、すっぱり証拠を取って、即離婚します」と、
ご相談前から離婚を決意している方も随分といらっしゃるのですが、それでも報告書をお渡しして事実を確認すると、
手が震えて絶句される方も少なくありません。
大袈裟ないい方ですが、離婚を前提に考えていてもいなくても、浮気の素行調査をするのとしないのとでは、そこにある程度の越えるべき壁というか、
一つのハードルがあるように思いますので、浮気調査で不貞事実を確認した上での離婚をするにしても、ご自身の意思というか、
考えの方向性を少し時間をかけて事前に十分お考えになった方が、後々に後悔を残すことが少ないと思います。ご相談前に再度ご一考を。
離婚を考えたら
私ども探偵事務所にも離婚相談が結構ありますが、そのほとんどは配偶者の浮気、不貞事実の証拠をつかみ、有利に離婚をしたいというもので、 それ自体は以前からの私たちの業務でもあって、今現在でもお気軽にご相談くだされば、色々な情報などもご提案できると思います。インターネットの検索エンジンで「離婚」と検索すると、様々な離婚サイトや探偵社、行政書士などのページが出てきますが、 まず「離婚」と考えたときにどこに相談すれば良いのかは、頭を悩ますタネの一つでもあります。
数年前なら離婚の相談は弁護士事務所か探偵社というのが大体の流れだったのですが、この頃は、離婚カウンセラーや行政書士などもこの分野に乗り出して、 離婚専門サイトなんていうのが乱立してアップされています。
でも、結局は浮気調査の落とし所のようなサイトが大半で、提携会社やリンク先が探偵社になっているところも多いようで、 単に切り口というか窓口を増やしているだけのようにも思います。これがインターネットの世界における最近の風潮なんだと思いますが…。
確かにインターネットには色々な情報が掲載されていて、さらに気軽で手軽、自分に良く似たケースの事例などを見れば随分と参考になりますが、 それだけで人生の大きな決断をするのは早計ではないかと思いますし、後に不安も残ります。
よく「遠くの親戚より近くの他人」なんていって、困ったときは近くにいる親しい人にまず相談してみると、以外に問題が解決することもあるということですが、 この離婚の問題に関しては、まず自分の家族がいらっしゃるのでしたら、家族、とりわけ両親に相談するのが良いように私は思います。
「結婚は個人でするものではなくて、家と家との結びつき」なんて古いお話もありますが、特にご自身の両親には結婚する際には、随分と世話になり、 今現在も心配をかけていることと思います。
“親思ふ心にまさる親心 けふの音づれ何ときくらん”
とは、吉田松陰が幕府に拘束されて死罪を覚悟したときに詠んだうたで、「子供の私が親のことを思うより、親はもっと深く子供の私ことを思っている。 なのに今のこの状態を知れば、どんなに悲しむことか」という意味ですが、もしもあなたにお子さんがいて、 離婚を考えているというのでしたら、このお気持ちはすごくわかるはずです。
今の時代、離婚自体があまり大きなものだと考えられていない風潮にありますが、やはり人生の中では結婚と同等、 またはそれ以上に大きなターニングポイントではないかと思いますので、あまり安易に色々な情報に左右されず、 自分を取り巻く家族の問題でもあると自覚して真剣にのぞむことが大事ではないかと思います。
近くの他人や気軽な他人にはいつでも相談できます。私どもも同じです。それよりもまず家族の支援や助言で冷静になって、 それから色々な情報をご自分で探して、最良の方法をチョイスすれば、先の人生でもスジが一本通って迷いが少なくブレなくなるのではないかと思います。